
頼れることと、頼れないこと ― おばあちゃんの送り迎えから考えたこと
「家族のことだから」と頑張り続けるおばあちゃんの姿に、胸が痛くなりました。家族だからこそ「無理」と言えない。そんな場面に、私たちができることがあります。
頼れることと、頼れないこと ― おばあちゃんの送り迎えから考えたこと
ある父子家庭でのことです。
高齢のおばあちゃんが、毎日子どもの送り迎えをされていました。
そう話されていたことを、ふと思い出しました。
お父さんは仕事で頑張っている。おばあちゃんは限界だけど、家族のことだからと頑張っている。家族だけで、なんとか頑張っていた。
その光景を思い出しながら、いろんなことを考えました。
「私だったら」を考えてみる
おばあちゃんと呼ばれる年齢に、私がなっていてもおかしくありません。でも正直なところ、私はまだまだ自分のやりたいことを貫き通したい年齢です。
孫が生まれたら、きっと可愛くて仕方ないと思います。面倒を見たい気持ちも、きっと本物になると思います。
それでも、「いつでもいいよ」と言ってあげられる自信は、正直ありません。
こんな風に感じる方は、きっと少なくないはずです。
どんな選択にも、プラスとマイナスがある
家族に頼ること、他人に頼ること、そのどちらにも、良い面と負担になる面があります。
- お金がかかること
- 自分の時間が削られること
- 家に他人が入ることへの不安
何を優先するかは、その人の価値観次第です。正解はひとつではありません。
ただ、ひとつだけ、価値観では動かせないものがあります。
体力と時間だけは、取り戻せない
おばあちゃんの「もう年だから」という言葉は、価値観の話ではありません。事実の話です。
体力は、意志の力だけではどうにもなりません。時間は、後から巻き戻すことができません。
だからこそ、家族の外に選択肢があっていい
家族だから頑張れることもあります。でも、家族だからこそ、「無理」と言えないこともあります。
おばあちゃんが送り迎えを続けていたのは、優しさであり、責任感であり、同時に「他に頼れる場所がなかった」からかもしれません。
家族の頑張りを否定したいわけではありません。ただ、その頑張りの一部を、家族の外に預けてもいいはずです。
送り迎えも、見守りも。おばあちゃんの代わりに、私たちができることがあります。
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