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『聞いて!』が届かなくなった日
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『聞いて!』が届かなくなった日

「聞いて!」と思うほど、声は大きくなっていく。でも、伝わらなくなっていたのは子どもではなく、私の言葉だったのかもしれません。子育てを通して気づいた、「余白」の大切さについて書きました。

先日、姉家族と一緒に過ごす時間がありました。

子どもは3人。

朝から元気いっぱいで、とても賑やかです。

でも、その家で一番よく聞こえていたのは、子どもたちの声ではありませんでした。

「何回言わせるの!」
「早くして!」
「あーーー!イライラする!」

姉の声でした。

宿題、片付け、兄弟げんか。

毎日が本当に忙しくて、気がつけば怒鳴ってしまう。

そんな姿を見ていて、私はふと思いました。

「その言い方じゃなくて、
こう言ったら伝わるのにな。」

でも、それは少し離れた場所にいたから思えたことでした。

実は、昔の私も同じでした。

「早くして。」
「何回言えば分かるの。」

そんな言葉を、一日に何度も口にしていました。

声が大きくなるほど、子どもは聞かなくなる。

だからもっと大きな声になる。

その繰り返しでした。

子どもに届かなくなっていたのは、
声ではなく、
私の伝えたい気持ちだったのかもしれません。

怒鳴りたい親なんて、本当はいない。

余裕がなくて、必死で、どうしたらいいか分からない。

だから最近は、

「どう伝えるか」より、「どう立ち止まるか」。

そんなことを考えるようになりました。

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