
努力中毒脳をつくりたい ~ドーパミンと外発的動機付けと内発的動機付け~
努力中毒脳になりたい。 努力を楽しくできるようになりたい。 成功している人というのは、努力ができる人がなる。 気分が乗る日も乗らない日も動く。 結果が出そうなときだけやるのでもない。 淡々と続ける。 改善し続ける。 人が見ていないところでも積み上げる。 それができる人が成功できるのだ。 そんな努力を苦にしない脳を手に入れるために必要な事をまとめました。
この記事でわかること
・努力が続く人と続かない人の違い
・努力が苦しくなる脳の仕組み
・努力中毒脳とは何か
・ドーパミンと努力の関係
・外発的動機付けのメリットと落とし穴
・内発的動機付けで努力を続ける方法
・努力を苦行から快感に変える考え方
目次
1. 成功者は努力できる人
2. 努力が続くかどうかは、意志の強さではなく「脳の認識」で決まる
3. 異常なほど努力できる人は、努力の中に楽しさを見つけている
4. 「努力中毒脳」とは何か
5. 鍵はドーパミン――快楽ではなく「前進させる物質」
6. 外発的動機付け――人を動かす「最初の火種」
7. 外発的動機付けの落とし穴〜報酬依存の脳になる危険〜
8. 内発的動機付け〜努力の「途中」に喜びを見つける力〜
9. 黄金比は「内発8割、外発2割」
10. 努力のあとに、自分へ問いかける習慣を持つ
11. 努力は、内側から湧いてくるものになる
▍成功者は努力できる人
成功している人というのは、努力ができる人がなることがほとんどだ。
気分が乗った日だけ動くのでもない。
結果が出そうなときだけやるのでもない。
淡々と続ける。
改善し続ける。
人が見ていないところでも積み上げる。
それができる人が成功できるのだ。
▍努力が続くかどうかは、意志の強さではなく「脳の認識」で決まる
では、なぜ努力できる人と、努力が続かない人がいるのか。
努力できる人は、凡人より意志が強いのか。
努力が続かない人は、ただ根性がないのか。
そうではない。
努力が続くかどうかは、脳が努力をどう認識しているかで決まる。
人間の脳は、本能的につらいことから逃げるようにできている。
それは、脳の大きな役割が身体を守ることだからだ。
だから、努力が苦しいものだと脳が判断すれば、人は自然と逃げたくなる。
努力が重くなる言葉
・勉強しなきゃ
・投稿しなきゃ
・営業しなきゃ
・もっと頑張らなきゃ
こう思えば思うほど、心は重くなる。
努力が続かない人は、努力できない人ではない。
努力を「苦痛」として脳に覚えさせてしまっている人だ。
▍異常なほど努力できる人は、努力の中に楽しさを見つけている
一方で、異常なほど努力できる人がいる。
普通の人なら苦痛に感じることを、淡々と続けられる人。
人から見たら「よくそんなに頑張れるね」と思うことを、本人は当たり前のようにやっている人。
そういう人は、努力の中に楽しさを見つけている。
努力の中にある楽しさ
・昨日より少しできるようになった
・前より深く考えられた
・工夫したら反応が変わった
・失敗したけれど、次に活かせることが見えた
この小さな変化を、異常なほど努力できる人は楽しめるのだ。
▍「努力中毒脳」とは何か
この努力を楽しめる脳の状態を「努力中毒脳」とわかりやすく呼ぶことにする。
もちろん、悪い意味の中毒ではない。
自分を壊すまで頑張ることでも、休むことに罪悪感を持つことでもない。
努力中毒脳とは、努力することで自分が成長している感覚を味わえる脳。
努力を「やらなきゃ」ではなく、「またやりたい」と思える脳である。
▍鍵はドーパミン――快楽ではなく「前進させる物質」
その鍵になるのが、ドーパミンだ。
ドーパミンとは、脳の中で働く神経伝達物質のひとつである。
よく快楽物質と言われるが、単に気持ちよくなるためだけのものではない。
ドーパミンが関わる行動のエネルギー
・やりたい
・もう一回やってみたい
・次はできそう
・前に進みたい
つまり、ドーパミンは快楽の物質という側面以外の顔を持つのだ。
努力すると、少し進む。
努力すると、できることが増える。
努力すると、自分が変わる。
この感覚を脳に覚えさせることで、努力は苦行ではなく快感に変わっていくのだ。
▍外発的動機付け――人を動かす「最初の火種」
では、どうすれば努力でドーパミンが出る脳をつくれるのか。
ここで大切になるのが、外発的動機付けと内発的動機付けである。
外発的動機付けとは、行動そのものが楽しいからやるのではなく、その先にある報酬・評価・結果のために行動することだ。
外発的動機付けとは
・お金を稼ぎたい
・成功したい
・認められたい
・褒められたい
・不安をなくしたい
・生活を守りたい
・子どもに良い未来を残したい
こういう気持ちが、外発的動機付けである。
これは悪いものではない。
むしろ、人が動き出すための強い火種になる。
このままでは嫌だ。
もっと良くなりたい。
絶対に変わりたい。
この感情があるから、人は最初の一歩を踏み出せる。
▍外発的動機付けの落とし穴〜報酬依存の脳になる危険〜
ただし、外発的動機付けには注意が必要だ。
例えば、もともと自発的に絵を描いていた子どもに、絵を描いたらご褒美をあげることにする。
すると、子どもの脳の中で絵を描くことが、
「楽しいから描く」から
「ご褒美がもらえるから描く」に変わってしまう。
そして、ご褒美がなくなると、絵を描かなくなる。
これが外発的動機付けの怖いところだ。
努力も同じである。
報酬依存になりやすい努力
・ご褒美があるから頑張る
・褒められるから頑張る
・評価されるから頑張る
・結果が出るから頑張る
これだけになると、報酬がなくなったり、達成した瞬間に動けなくなる。
ご褒美がないと動けない脳は、努力中毒脳ではない。
それは、報酬依存の脳だ。
▍内発的動機付け〜努力の「途中」に喜びを見つける力〜
外発的動機付けは、あくまで努力をし始めるときの火種として使うといい。
成功したい。
稼ぎたい。
自由になりたい。
子どもに良い未来を残したい。
その願いで火をつける。
けれど、その火を燃やし続けるには、内発的動機付けが必要になる。
内発的動機付けとは、努力の外側にある報酬ではなく、努力そのものの中にある報酬で動くことだ。
「結果が出たから楽しい」ではない。
努力している途中で「自分が変わっていく感覚が楽しい」。
これが内発的動機付けである。
努力の途中にある喜び
・昨日より少しできた
・前より深く考えられた
・工夫できた
・失敗から学べた
・自分の成長に気づけた
・もっと試したくなった
このように、努力の途中に喜びを見つける力。
これがある人は強い。
結果が出る前にも、自分で自分を報わせることができるからだ。
▍黄金比は「内発8割、外発2割」
努力中毒脳をつくるなら、内発的動機付けが8割。
外発的動機付けは、スタート時の2割でいい。
外発的動機付けで火をつける。
内発的動機付けで燃やし続ける。
▍努力のあとに、自分へ問いかける習慣を持つ
脳の学習には習慣化がどうしても必要だ。
努力をしたあとに、自分にこう聞くといい。
努力のあとに問いかけたいこと
・昨日より、何が少しできるようになったか
・今日は、どんな工夫ができたか
・失敗から、何を学べたか
・次は、何を試してみたいか
これを繰り返すことで、脳は学習していくのである。
▍努力は、内側から湧いてくるものになる
努力は苦しいだけのものではない。
努力すると、自分が変わる。
努力すると、未来に近づける。
努力すると、昨日の自分を超えられる。
この感覚が育ったとき、努力は楽しいものへと変化していくのである。
努力の理由は、自分の内側から湧いてくるものになるのである。
成功したいという欲で走り出し、成長している喜びで走り続ける。
それが、努力を苦行から快感に変える方法であり、努力中毒脳をつくる、いちばん健全で強い道だ。
かなり大事なエッセンスを一言でまとめると
努力中毒脳とは、無理して頑張り続ける脳ではない。
外発的動機付けで最初の火をつけ、内発的動機付けで努力の途中に喜びを見つけ、努力そのものを「またやりたい」に変えていく脳である。
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